高気密高断熱はそんなに必要?緑を近づけるだけでもっと暮らしは豊かになる

高気密高断熱住宅やスマートハウスなようなデジタルで、何もかも快適になりつつある現在の住宅ですが、少し温熱環境や快適性に対してシビアに考え過ぎているのではないかと感じています。

人は昔から自然とうまく共存してきました。
人は自然界の土や木や石を使い家をつくり、自然の風や光や雨や緑をうまく使い温熱環境に対応してきました。

そんな自然を受け入れて暮らす方が、人工的な快適すぎる暮らしより、ずっと豊かさを感じます。

目次

グリーンを取り入れる住まい

全てを自然的なものにするのは現在では難しいところがありますが、今ある住宅の中で、比較的容易に暮らしの中に自然を取り入れる方法が、緑(グリーン)を取り入れることです。

暮らしにグリーンを取り入れることにより、癒しの効果だけでなく、温熱環境や快適性が向上することにもつながります。

自然素材の土については、建築的な観点から素材の在り方について下記記事でも掘り下げています。

庭のグリーンを内に取り込み、外への景観へも寄与する

街の風景は徐々にグリーンが少なくなっています。

それは、現在の暮らしに余裕がなく、出来る限り手間のかからないものを求めた結果、床面は緑でなくアスファルトやコンクリートとなり、壁面は生垣ではなくフェンスやブロックに変わってきています。

緑は自分たちだけでなく、その街にとってもオアシスとなります。
庭のグリーンは、確かに手間はかかりますが、その手間は忙しすぎる現代人に一瞬のオアシスを与えます。常にインターネットにつながった状況より一時的に開放される瞬間でもありますので、それを庭にグリーンを植えることで半強制的に作り出すことが出来ます。

庭のグリーンは室内側から見える位置に配置することで、四季と共に表情を変えるグリーンを感じ、非常に豊かな日本的感性を育みます。

更に、庭のグリーンは街の景観にも影響を与え、これが集団となれば街の温熱環境や空気環境の改善にもつながります。

室内の暮らしに一番近くのグリーン
庭のグリーンはハードルが高い場合、まずは小さな植物から始めることでもよいかと思います。

室内に、小さなポッド。これだけでもグリーンを感じることが出きます。

メンテナンスも有効

緑は生き物で、もちろん色々メンテナンスが必要です。

家も同じですが、メンテナンスを受け入れる方が家も緑も愛着が湧き、味が出てくるものです。

自分でメンテナンスしていくことで、家も緑も深く知ることにもなります。

グリーンと瞑想時間

日射制御や、気化熱による温熱環境調整、光合成による空気環境等の環境配慮面以外にも、グリーンのおおきなメリットとして癒し時間を提供してくれることだと思います。

グリーンは、少なからずメンテナンスが必要となりますが、そのメンテナンスは瞑想の時間となります。

グリーンの日々のメンテナンスは、難しいことは考える必要はなく、単に水をやる、雑草を抜く等の時間的にも数分で済むことが多く、少しの瞑想時間にはピッタリです。

土を触ることで、瞑想の効果はさらに高まります。



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この記事を書いた人

・一級建築士
・インテリアプランナー
幼少期から大学までは和歌山の実家で田舎暮らし。
大手ハウスメーカーで累計約40棟の住宅を技術営業として担当。
その後、組織設計事務所に転職し、学校・庁舎・道の駅・公民館・発電所等の主に公共建築物の設計に携わる。
現在は組織設計事務所に所属し、日々建築設計業務に取り組む傍ら、建築系webライターとして建築に関わるマニアックな情報から住宅購入に関わる内容まで幅広く発信している。
和歌山から、大阪、東京と住まいを移し、また和歌山戻り、田舎に自邸を建てる。

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